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ぽぜおくんの憑依日記

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憑依二次会

長い人生、貧乏クジを引かされることも有るだろう。だが何も今じゃなくてもいいじゃないか。頭の中でそうぼやきながら、俺は今日何度目だか分からない溜息を漏らした。 今頃他の皆はそれはそれは楽しくやっているに違いない。俺が戻るまで待ってくれると言ってはいたが、あれだけのご馳走を目の前にして果たしてどれだけ持つものか。俺が逆の立場なら十中八九つまみ食いに走るか、なんなら開き直ってがっつり頂いてしまうかもしれない。そう思うと両手にぶら下げたレジ袋が尚更重く感じられて、いっそ放り投げてやりたい気分に駆られてしまう。
項垂れた俺の頬をさらさらのセミロングがはらりと撫で、これ見よがしに甘い香りを漂わせてくる。かれこれ小一時間、こうしてお預けを食らいっぱなしの状況が続いているのだ。ニンジンをぶら下げられた馬にでもなった気分だった。本当に袋を投げ捨てて、この場で俺もご馳走に与らせて貰おうか。そんな考えがふと頭を過ると同時、忙しなく存在を強調し始めた乳首が上着の生地に擦れ、これまた当て付けのように快感を放ってきた。

「あぁっ、くそぅ……」

ブラジャーを外してきたのは失敗だったかもしれない。酒の勢いでバカな真似はするものではなかったと反省しつつ、歩調を緩めて快感を逃がしてやる。

「んっ……ふぅ」

コートの下の様子を直接目にすることこそ叶わないが、二つの突起たちがさぞかし絶妙に生地に絡め取られているだろうことは容易に伺い知ることが出来た。普段なら美味しい状況なのだが、今この状況においてはセーターの粗い生地が全くもって恨めしい。
足を止めてみたり、或いは袋を持ち直してみたり。スケベな身体との不毛極まりないその勝負は、慌ただしく動く人影がふと視界の先に飛び込んで来たことで中断された。コテージへと向かう砂利道の向こう、月明かりを背景にばたばたと揺らめくシルエット。どうもこちらに向かって走っているようだ。

「誰だ、あんなに走って」

そう言いながら、ある程度の目星は付いていた。少なくとも他の宿泊客絡みではなさそうだ。

「たっ……助けっ、助けてくださいっ!」

息も絶え絶えの少女の声と共に道脇のガス灯に照らされたのは、パーカーを一枚羽織っただけのあられもない姿だった。開けたファスナーの向こうにはきめ細やかな肌色が見え隠れしており、本当に文字通りの一張羅だ。パーカーの丈がもう少し短ければ恥部まであらわになっていたことだろう。
流石に面食らったというか、想定外の事態だった。この寒い中半裸なのはともかくとして、何より問題なのは少女が本気で怯えているらしいことだった。

「お願いです、助けて……あんなの、なんでっ……」

涙でくしゃくしゃになったその顔に、演技の色は欠片も見受けられなかった。俺はひとまず抱えた袋を放り出し、駆け寄る少女を代わりに両腕に受け入れた。これは不味いことになったかもしれない。俺はなるべく平静を装いつつ、出来る限り優しげな声で胸元で泣きじゃくる少女に語りかけた。

「ど、どうしたんですか。一体何が」
「あ、あのっ、私っ……あそこで……」

そう言って少女が指差す先には、今まさに俺が向かおうとしているコテージがあった。あの中で何が行われているのか、少女は吃りながらも懸命に伝えようとしているようだ。まあ言われずとも大体の予想は着く。大方俺の到着を待たずしてフライングした挙げ句、ヘマをやらかしたのだろう。さっきから溜息を吐いてばかりいる気がしてならない。
どうしたものかと視線を下げると、がたがた震える少女のちんまりとした頭が有ったので、とりあえず優しく撫でてやった。今から連れ戻すのはまず無理だろうし、かと言ってこのままにしておく訳にもいかない。さて困ったことになったものだ。

「名前、なんでしたっけ?」

特に考えが有る訳では無かった。半分は場繋ぎみたいなもので、もう半分は単純な好奇心だ。一次会ではそれなりに絡んだ筈なのだが、この娘自身の名前は聞いていなかった気がする。俺も含めての話だが、その辺り無頓着な連中が多い集まりだからか、名前を知ることの出来る機会はそう多くは無い。

「は、はい……浜野美咲、と言います……」
「美咲ちゃん、ね。良い名前じゃない」

状況が状況だからか、美咲と名乗る少女は少しずれたその問答にも特に違和感は覚えていないようだった。少女の肩をぽんと叩き、にこりと笑いかけてやる。その表情にはようやく落ち着きの色が戻りつつあった。

「じゃあ美咲ちゃん、あそこ戻ろうか」
「…………え?」

その提案の意味を一瞬図りかねていた彼女だったが、理解が及んだ頃には既に手遅れだった。びくんと大きく跳ね、「ひぐっ!?」と甲高い声をひり出したその身体には、最早再び囚われの身へなり果てる道しか残されていない。

「ひっ、や……あっ、やだ、やだっ、いや、あっ……ぁ……」

がくがくと痙攣する少女の身体を支えてやりながら、俺はまたも大きく溜息を吐いた。本当に今日何度目だろうか、いっそ数えておけばよかったかもしれない。
そんなことを考えている間に痙攣は収まったようで、それはつまり新たな支配の糸が彼女に掛けられたことを意味していた。もう膝から崩れ落ちる心配も無いだろうと、俺は抱き抱えた身体を放してやった。

「ちょっともう、勘弁してくださいよ」
「ふぅ……いや、マジで申し訳ないっす」

息を整え俺の方に向き直った少女の瞳に、最早怯えの色は浮かんでいなかった。代わりにどことなくバツの悪そうな表情をしながら、打って変わった口調で少女は呟いた。

「身体入れ替えようとしてたら、つい……」
「俺が戻ってないのにですか」
「いや、それはホントにもう……ハイ」

綺麗に整えられた黒髪をわしゃわしゃ掻きながら、少女はいよいよ申し訳無さそうに頭を下げた。ヒグチが良く見せるクセだ。髪が乱れるから止めた方が良いと皆から言われているのに、一向に止める気配が無いのだから困り者だ。
とは言え、あわやの事態が丸く収まったのだから良しとするべきなのかもしれない。美咲ちゃんの逃亡計画は惜しくも失敗に終わった訳だが、こちらとしては大金星だ。

「ホントすいません……あ、荷物持つっすよ」
「別にいいですよ。それより寒くないんですか、その格好」
「……メチャクチャ寒いっす」

それはそうだろう。この寒い中パーカー一枚、改めて足元を見ると靴すら履いていないではないか。余程焦って飛び出してきたのだろう。無言のまま着ていたコートのボタンを外した俺は、今度はすんでのところで溜息を堪え、それを少女に渡してやった。寒風がセーターを突き抜けていくのが恨めしかったが、仕方がないと諦める他ない。膨れ上がっていた筈の乳首は、いつの間にやら萎み切ってしまっていた。

「申し訳ないっす……」
「いいですから」

流石に悪いと思ったのか、そそくさとレジ袋を拾い上げた少女は「ホントにこれ、自分が持つんで」と頭を下げた。手が自由ならまた頭を掻いていたことだろう。買い出しの追加を任されたのは俺なのだが、あまり意固地になっても仕方がないと思い「じゃあ、お願いします」とだけ返した。



「あれ、お帰り。ヒグチも一緒だったっけ?」

そう言ってコテージに戻った俺たちを迎え入れたのは、バスローブ姿のモデル美女だった。水を滴らせる艶やかなロングヘアに思わず息を飲んだが、騙されてはいけない。中身はあのキシダだ。
例によってと言うべきか、彼の操る身体にはシャワーでのお清めが課されるのがお決まりとなっていた。既に始まっているであろう二次会の輪に未だ加わっていないのもその為だろう。

「そこはまあ、色々有りまして……」
「ふーん、まあ良いけど。お疲れさん」

特に怪しむ様子も無いモデル美女は、髪をタオルで拭ってうなじを見せ付けつつ玄関口を後にした。動作の一つ一つが一々武器になるのもお約束では有るのだが、未だに慣れないものだ。

「よいしょっと……あ、コート有り難うございました」

そうかと思えば、コートを脱いで半裸姿をあらわにした少女が、にこりと愛らしい笑顔をこちらに向けてくる。思わず先程の出来事を許してしまいそうになってしまう辺り、全く女の身体というものは良く出来ている。

「どういたしまして。俺たちも早く行きましょうか」
「そっすねー。あ、飲み物冷蔵庫に入れておくんで先行ってて下さい」

彼なりの詫びの気持ちも有るのだろう。素直に受け入れておくことにして、俺はコテージの奥へと向かった。二次会は一番奥の大部屋で開かれている筈だ。というか、ドアの向こうから漏れ出ている喘ぎ声の数々を耳にすれば嫌でも分かるというものだ。
俺を買い出しに行かせておきながら、と思わないでもなかったが、実のところ俺自身それほど腹を立てているわけでもなかった。逆の立場ならというのも勿論有るのだが、後から狂宴の輪に加わるのもそれはそれで趣深いものなのだ。

「んあっ、あぁまたイクっ、イッちゃうよぉ~~っ」
「あっ、あっ、あっ、んはっ、ああぁっ!」
「あはははっ、こいつのマ○コすげ、全部入ったっ、ははっ!」
「やだ止めっ、んぶっ……うぇっ」

ドアを開いた瞬間、嬌声の大合唱が耳をつんざき、次いで濃厚で淫靡な匂いが脳天を突いた。思わずむせ返りながら前に目をやると、そこには酒池肉林と呼ぶに相応しい光景が広がっていた。
バイブを咥え、一人狂ったように腰を振る者。鏡に口付け、時には舐め回しながらよがる者。貝合わせの体勢でひたすらに喘ぐ者。或いは双頭ディルドで繋がり合い、互いの身体を求める者。右を見ても左を見ても、全てが妖艶この上ない場面で埋め尽くされている。悦びの声の中に叫喚が混ざっているのは、物好き達が「本人」を囲んで犯しているからだ。
スイッチが入る、とはこの事だろう。俺が操るこの身体も、先程までの腑抜けた空気などとうに忘れたとでも言いたげに猛り始めているようだった。宴の様をただ一目見ただけだというのに、股を濡らす蜜は既に布一枚では抑えきれない程に溢れつつあった。
買い出しに出掛けた俺を労う者はいなかった。それどころか、俺が帰ってきたことに気付いている者すらいないようだ。だがそれで一向に構わない。水を差すなどもっての外、俺もこの輪に加わることだけを考えればそれで良いのだ。

「もう一個入れちゃいまぁ~すっ! 入るかな、入るよね? 頑張ってねぇ~」

一際大きい声と共に懐から小型のローターを取り出したのは件の女子高生だった。部屋の中央に陣取り、己の限界に挑戦しているようだ。幹事のサトウはあんな荒々しい使い方はしない筈だから、恐らく既に誰かしらと身体を交換した後なのだろう。こうなってしまってはもう誰が誰だか分からない。くじ引きやらで順番に身体を入れ替えたりすることも有るのだが、どうやら今回はなし崩し的に事が進んだらしい。

「あぐっ、入っ、たっ、いてぇ~……けど気持ちいぃ~、あははっ」

そうこうしている内に新たなローターを飲み込み、半分苦悶の表情を浮かべてうずくまりながらも、涎を垂らしてへらへら笑う女子高生。一次会での面影はどこにも無く、乗り手の違いをまざまざと感じさせられる光景だ。

「おー、やってるやってる」
「なんだよ皆、俺がシャワー浴びてる間に始めちゃって」

不意に後ろから聞こえてきた声に振り返ると、パーカー少女とモデル美女が二人して入り口で立ち往生しているところだった。

「もう皆出来上がっちゃってるみたいですねえ」
「んじゃどうする? 俺たちは俺たちでヤろうか?」
「え、イヤっすよキシダさんに貸すの」

随分な物言いだが、現に俺もお気に入りの身体をゲロまみれにして返された経験が有るので、キシダとは組みたくないというのが本音ではあった。モデル美女の身体は魅力的ではあるのだが。
言われたキシダはモデル美女の頬をわざとらしく膨らませて抗議の意を示していた。外見とはアンバランスなその仕草はグッとくることこの上無いのだが、パーカー少女は浮かない表情のままだ。

「交換せずにヤるならいいっすけどね」
「いやいや、何の為の二次会だよ。大丈夫だって」
「埒が明かないですね……」

ああでもないこうでもないと議論しているところに「あ、キシダさんシャワー済みました?」と救いの声がかかったのは、それから数分後のことだった。現れたのは一次会で隣に座っていたパーマの女性で、しかし例によって今は別の乗り手に駆られているようだった。まるで別人じみたその目付きはどことなく危なげで、恐らく中身はミヤマだろうと伺われた。というか、このタイミングでキシダに声を掛ける人間の心当たりと言えば彼ぐらいのものだ。
ミヤマはキシダの数少ない理解者もとい取引相手で、己のどぎつい趣味を受け入れて貰う代わりにゲロまみれになることを厭わない豪の者だ。そのどぎつい趣味とやらが何なのかは俺も把握していないのだが、別に知りたくもないので毎度この二人が組むに任せることにしていた。折角シャワーを浴びたのにと思わないでもないが、彼らがそれで良いなら良いのだろう。「それじゃまた機会が有れば」などと適当にあしらい、腕を組みながらトイレへと向かう二人を見送り、残されたのは俺とパーカー少女の二人だけとなった。ともあれこれで話はまとまったわけだ。

「それじゃあ俺はトモさんと、っすかね?」
「ん、そうしましょうか」

トモさんとは俺自身の本名をもじった呼び名なのだが、そう言えば今回の集まりでそう呼ばれたのは初めてだった気がする。他人の身体を使って接していると、どうにもその辺りの意識は希薄になるものだ。
かくして此度のパートナーとなったパーカー少女は上目遣いで俺の方を見つめると、「優しくして下さいね?」などとこれまたわざとらしく呟くのであった。

「美咲ちゃんそんなキャラでしたっけ」
「誰っすか、美咲ちゃんて」
「いや、その身体の名前」
「へー、この娘美咲ちゃんって言うんすね。俺全然記憶読めないもんで」

思わず呆れてしまったが、かく言う俺も記憶を読むのは得意ではないし、現にこの女子大生の名前も忘れてしまっているのだから人の事は言えないのかもしれない。無頓着ここに極まれり、だ。
それはそれとしてパーカー少女――美咲ちゃんの身体を改めて観察してみると、実のところ大当たりの部類ではなかろうかと思われた。一次会の時から分かっていたことだが、顔に関しては十二分に合格点。清楚な雰囲気にあどけなさが共存し、かつ整った目鼻立ち。歳はこちらと同い年か、少し下ぐらいだろうか。肩口まで伸ばした黒髪は、あれだけ掻き毟られたにも関わらずなお整然と艶を保っており、これまた高ポイント。悔しいが、この女子大生の髪質が劣って見える程だ。身体付きはと言うと、相も変わらずファスナーの向こうに広がる肌は透き通るような肌色で、プロポーションもお手本のような高水準でまとまっている。パーカー一枚という出で立ちも、ここに来ると実にあざとく思えた。

「そんなに見られたら恥ずかしいですよぅ」
「あぁごめん……というか、それやっぱりその娘のキャラと違うと思うんですけど」
「そうなんすか? 街で見かけてソッコー乗っ取ったからよく分からんっすけど」

ソッコー乗っ取ってしまう気持ちは確かに分からないでもない。思わず俺も入りたくなってしまうようなその身体は、パートナーとして最良の相手であることは間違いなかった。そのまま致す分にも交換する分にも、抵抗など覚える余地も無い。

「いやまあ、良い身体だと思いますよ」
「へへっ、でしょでしょ~」

屈託無く笑うその顔は思わずどきりとしてしまう程に愛らしく、相変わらずキャラが違うような気がすることが些末な問題に思えてきてしまう。

「で、どうします? 先交換するっすか?」
「うーん、悩みますねえ」

本当に悩む。目の前のこの少女を犯し倒してやりたいのは勿論、中に入って好きに動かしたい欲求もはち切れんばかりだ。それはこの女子大生の身体についても言えることなのだが、乗っ取る分には今日一日この身体には入りっぱなしな訳で、やはりここはまず交換してやるのが第一ではないかと思えた。

「交換しましょうか。同時でいいです?」
「了解っす! 今度はミスらないんで、マジで!」

言われて思い出したが、そう言えば先程の騒動は交換の不手際によるものだった。とは言え気を付けてくれるのなら問題はないだろう。元々誰と交換を図るつもりだったのかは気になるところではあるが、詮索しても仕方がない。そんなことよりも、俺の方こそ手落ちの無いようにしなければ。

「それじゃせーのっ……あぅっ」
「せーのっ、あっ……」

少女が身体を震わせたのを視界に納めたのは一瞬で、次の瞬間には俺はその身体目掛けて飛び込んでいた。ここでもたつくと先程のような悲劇が起こるわけで、虚ろな少女の表情を眺めていたいところではあるのだが、さっさと事を済ませるのが先決だ。
そして直後、目の前にはパーカーが申し訳程度に乗せられただけの肌色が広がっていた。はたと息を吸い込むと、部屋に充満する淫靡な空気の紛れた甘い香りを微かに鼻腔が捉えた。シャンプーが、ボディソープが、或いは汗の匂いが複雑に絡み合い、結果織り成されたこの娘だけの味だ。呼吸一つしただけでも、身体を乗り換えたのだということを大いに実感させられる。息を大きく吸い込んで、吐いて、もう一度吸い込んで、また吐いて。肺活量は先程までよりも少し小さいようで、息を整えるのに時間が掛かってしまう。
座り込んだまま、ゆっくり肩で息をしながら視線を上げると、同じく上目遣いでこちらに目を向ける女子大生の姿があった。お互い言葉を交わすことも無く、身体が馴染んでくれるのを待つだけの時間。つい先程まで俺を受け入れていたその器は、新たな乗り手が示した意思にただ従い、少しぎこちなくその顔を綻ばせた。

「……んふ、ふふっ。これは中々」
「こっちも良い感じですよ」

ぎらついた視線で自分の身体を眺め倒し、要所を逐一撫でて回る女子大生の姿。かと思えばその滾る瞳をこちらに向け、今にも襲い掛かってきそうな気配さえ漂わせてくる。
それは俺とて同じこと、新しい自分を観賞したいと思う一方で、目の前で歪に乱れる女を眺めていたいという欲求を抑えられそうにない。あちらを立てればこちらが立たず、目のやり場に困るとはこのことだ。

「へぇ、美咲ちゃん良い顔してるじゃないっすか」
「そ、そっちだって……」

どうやら大概鼻の下を伸ばしてしまっていたらしい。だがこの場においては、それも互いの目を楽しませるご褒美に過ぎない。まだ指一本触れてもいないというのに、上では反り立った突起たちがパーカーの生地を押し上げ、下では漏れ出た愛液が床に水溜まりを作り始めていた。

「あぁもう、我慢できないっすよこれ」

既に誰かの愛液で塗れきった双頭ディルドを床から拾い上げた女子大生は、間髪入れずに下着を脱ぎ去り、それを下の口で咥え込んだ。何の躊躇も余韻も無く彼女の秘部が抉じ開けられていくのを、俺はただ息を飲みながら眺めていた。この辺り、ヒグチの奴の無頓着さは本当に頼りになる。

「んっ、あ、あぁ~~っ、これ最高~~」

時折かくかくと腰を揺らしつつ、遂にはディルドの半分と少しを飲み込んだ女子大生。ちょうど男根の如く外に余った部位を慣れた手付きで撫で付けながら、「俺のよりでかいわコレ」などと喘ぎ混じりに呟いている。こんな光景を見せ付けられては、限界も限界だ。

「うわっ、ちょ、ちょっとっ……」
「はぁっ、はぁっ……んうっ!」

考えるより前に身体が動いていた。気付けば俺は女子大生を押し倒し、股間から生えるディルドの一端を自らの股で咥え込んでいた。向こうも自分が攻められる側に回るとは予想していなかったらしく、良い具合に狼狽えた表情を見せてくれた。

「お姉さんっ、お姉さんのチ○ポっ、あぁっ」
「お姉さんてっ……ちょっと待っ、あんっ!」
「気持ちいい、ですっ……ふあぁっ」

演技ではない。拙いなりにこの身体の記憶を引き出し、興奮の渦の中に落とし込んでやっただけのことだ。自ら腰を振る美咲ちゃんを存分に見せ付けてやろうではないか。
目の前には床の上で髪を振り乱し喘ぐ女子大生の姿。俺の興奮は高まるばかりで、合わせて腰の動きも加速していった。時折美咲ちゃんの記憶が軋んだ音を立て、頭の中に形容し難い感触を振り撒いていく。それはそうだろう。本人がこの状況を目にしたら果たしてどんな顔をすることか。涙目で俺に助けを求めていた少女の姿が思い出され、それがまた熱情の火種となる。

「わ、私っ、知らない女の人とっ……んんっ!」
「はぁっ、はぁっ、あっ」

向こうは向こうで言葉も出ない程度には楽しんでいるらしい。少女がよがり狂う姿を特等席で眺めつつ、股間をこれでもかと攻め立てられてられる気分は如何ほどか。次イッたらまた身体を交換して貰おうか。そんなことを考えていたらまた快感の波が襲って来たので、胸を揉み腰を振りで油を注いでやる。

「い、イクっ、イキそうっ……お、お姉さぁんっ!」
「お、俺ももうヤバっ……ふぁっ」
「「んあああああぁっ!!」」



そこから先の事はよく覚えていない。七回だか八回だか身体を交換し合い、互いにひたすら堪能し尽くしたことは確かなのだが。意識を取り戻した頃には宴は既に下火となっており、部屋中を埋め尽くしていた筈の喘ぎ声は鳴りを潜めていた。余力の有る者は部屋の片付けに勤しんでいるようだったが、一方俺はというと腰が抜けて身動き一つ取れない有り様で、忙しなく片付けが進んでいくのを床の上でただ眺めるに任せていた。買い出しに出掛けた分、これぐらいの役得は有ってもいいだろう。
ふと横を見ると、隅から隅までぐしょぐしょになったパーカーを羽織った少女がすやすやと寝息を立てていた。そう言えば最後はお互い元の身体で、とかそう言うプレイをしていたような気もする。股にディルドが突き刺さったままのようだが、あの状態でよく寝られるものだ。

「はーい、それじゃ皆さんそろそろ時間も迫ってますのでー」

やや疲れた様子の女子高生の声に、皆重い腰を上げたり上げなかったり。あの様子だと中身は幹事のサトウだろう。そう言えばローターは全て回収出来たのだろうか。心配なところではある。

「チェックアウトまでに寝てる人起こしといて下さいねー。後始末よろしくお願いしまーす」

後始末とは部屋の片付けだけを指しているのではない。「本人」達に見られた記憶の処理も残されているのだ。一次会での自己紹介を含め、あれだけ好き放題やった手前そのまま身体を返す訳にもいかないだろう。記憶の扱いが苦手な者はその辺り長けた者に任せるなどして、どうにか後腐れの無いようにしなければならない。この女子大生の身体にも色々と不味いモノを見られた筈だから、後でナカムラにでも診て貰うことにしよう。ともあれこれで今回の集まりも終わりを迎えた訳だ。名残惜しい気もするが、この身体に関して言えば十分過ぎる程にご馳走になったことだし、次の機会を楽しみに待つことにしよう。
そろそろ感覚が戻りつつあった腰をなんとか持ち上げ、隣で未だ起きる気配の無い少女の身体を揺すってやると、「んぁ、もう朝っすか」と呆けた声が返ってきた。寝ぼけ眼を擦りながら刺さりっぱなしのディルドをじゅるんと抜いたその姿に、思わずもう一度犯してやりたくなったがそこは我慢。チェックアウトが近いことだけ告げ、俺も身支度を整えることにした。愛液塗れのセーターの上にコートを羽織るのは抵抗が有ったが、あのパーカー姿で帰るよりはマシだと自分に言い聞かせる。
憑依飲み会はここで終わりではない、と言うと少々大げさだが、最後に元いた場所に身体を戻すまでが憑依飲み会なのだ。帰り道で電車を何本か乗り継がなければならないことを思い出し少々げんなりしたが、この身体でいられるのもあと少しの間なのだからと思うことにした。確か道中には幾つか女子高が有った筈だから、道すがら次の身体の目星を付けておくのも悪くないかもしれない。そう思うと不思議と気力が湧き上がって来るのを感じた。
次の集まりはいつ頃になるだろうか。とりあえずは遅刻には気を付けることと、貧乏クジは引かないようにすることは肝に命じておくことにしよう。第十八回憑依飲み会は果たしてどんな狂宴を見せつけてくれるのか、今から楽しみで仕方がなかった。
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コメント

逃げ出そうとして再び乗っ取られるの良いですぞ~。
自分が使っている身体にも相手が使っている身体にも欲情するという、憑依能力者が複数集っているがゆえの贅沢な心理を堪能させていただきました。いやホント理想的な世界ですねこれ……。

Re: タイトルなし

>nekomeさん
コメントありがとうございます!
取っ替え引っ替えの燃えポイントを上手いこと描けていたなら何よりです!
こうなったら良いなぁと思うままに書いてたらこうなってました。こうならねえかなぁと切に願う次第…

最高です!

最高すぎます!憑依飲み会だけでも良かったのに、続きを書いていただけるとは!
第18回も期待しちゃいます(笑)

Re: 最高です!

> ひろさん
有り難うございます! 続きを期待してくれる方がいるのは本当に有難いことです。第18回はネタさえ浮かべばなのですが果たして

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